話は変わってうどんの話。
関西で育ち、実家もうどん屋だったので、大学生になるまで関東のうどんは食べたことがなかった。初めて中央線三鷹駅の立ち食いうどんを食べた時に、その出汁の黒さに驚き、箸で持ち上げたうどんが茶色く変色しているを見た。思わず、すき焼きの最後に入れたうどんを思い出した。
あれから40数年たって、讃岐うどんが全国に浸透し、四国の白醤油や関西の薄口醤油が、一般に知られるようになり、東京でも関西風のうどんが普通に食べられるようになってきた。タイの日本食でも、昔は黒いうどんだったが、最近は、薄くなっているような気がする。
先週、お客さんへのあいさつ回りの途中に、ピントン3の日本食レストランで昼食をとった。そこで久しぶりに黒いうどんに出会った。
いやあ、真っ黒のスープに茶色に染まったうどん。やはり関西人には無理だった。
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